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ディアエヴァンハンセン三浦春馬との関係は?ミュージカルと映画の違いも考察!


「ディアエヴァンハンセン」と三浦春馬がセットになってよく検索されるキーワードに上がってきています。

何故でしょうか?

生き急ぐかのように、沢山の感動をドラマ・映画・舞台・ミュージカルを通して観客に与え、素晴らしい演技力と歌唱力、そしてダンスパフォーマンス力を持って今後を期待されながらもで30歳の若さで逝ってしまった三浦春馬さん。

彼と「ディアエヴァンハンセン」接点を少し語りたいと思います。

 

三浦春馬と「ディアエヴァンハンセン」

三浦春馬さんは、2016年、オフ・ブロードウェイで「ディアエヴァンハンセン」を観劇し、物語と音楽に激しく魅了され、いつかこの主人公を自分で演じたくなったことを告白しています。

三浦春馬さんは生前、2020年1月のシンシア・エリヴォらとのミュージカルコンサートで、この映画の原作にあたるミュージカルの楽曲「Waving Though A Window(ウェイビング・スルー・ア・ウィンドウ)」を歌ったのです。

2013年にもニューヨークでトニー賞6部門を受賞した大ヒットブロードウェイミュージカル「のキンキーブーツ」を見て衝撃を受け、「日本版が上映されることになったら自分が演じたい。」と熱望し、実現させた三浦春馬さん。

肉体改造とダンスの特訓もあって見事主役のローラ役を勝ち取り、圧倒的な存在感でミュージカルを大成功に導きました。

ミュージカルにも表現者としての活躍の場を求め、真摯にそして物凄い熱量で取り組んでいらっしゃいました。

そんな彼が「ディアエヴァンハンセン」を演じたいと熱望していたのです。

 

ミュージカルの人気度

「ディアエヴァンハンセン」は映画「ラ・ラ・ランド」で2017年度アカデミー歌曲賞を獲得したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが音楽を担当しました。

現代に生きる若者の内面を、人生を深く描いたミュージカルです。

第71回トニー賞では9つの賞にノミネートされ、ベン・プラットが主演男優賞、ミュージカル作品賞、脚本賞、楽曲賞、助演女優賞、編曲賞の6つの賞を受賞しました。

本作品の代表曲といえば、オープニング2曲目の「Waving Through a Window」が挙げられますが、前半最後の曲「You will be found」も名曲です。

「君は一人ぼっちではない、誰かが君をきっと見つけてくれるから」と、葛藤しながらも孤独を否定し、前を向こうとする曲です。

物語を実体験を踏まえて作った本人が、ストーリーを作りながら楽曲を書いたことで、よりシーンとテーマと感情にシンクロした心揺さぶる音楽になったのでしょう。

2016年当時の熱狂ぶりが劇場に足を運んだセレブ達の名前を見ればわかります。

ケイティ・ペリー、ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ヒラリー・クリントン、バーバラ・ストライサンドなどなど、超大物やレジェンドたちがこぞって見ていたのです。

イギリスのウェストエンドでの上映時にはウィリアム王子とキャサリン妃も訪れました。

これだけでも「ディアエヴァンハンセン」の人気度はお分かりになるかと思います。

 

ミュージカル版と映画版の違い

いくつかの楽曲の削除が行われ、キャラクターの描写にも変更がありました。

当然表現はパワーを抑えたソフトなものになっています。

当然、遠くから固定した視点でしか演技者を見られない舞台のお客さんのために、ミュージカルの表現はオーバー気味です。

セットも舞台セットではなく、本物を使うことができますからより控えめで自然な演技。

そして何よりエヴァンとアラナの友情について、アラナのキャラクターがより深く掘り下げられたことによって、その分ストーリーの展開により納得と共感を得られるようになっています。

 

小説版

役者・シンガーソングライターとして活躍するヴァル・エミックが社交不安に苦しむ17歳の高校生を主人公にしたミュージカル「ディアエヴァンハンセン」を小説化しました。

タイトルは「Dear Evan Hansen: The Novel ディア・エヴァン・ハンセン:ザ・ノーベル」。

出版社はBrown Books for Young Readers。

内容は大人向けではなく、どちらかといえば児童向けの内容になります。

パセク&ポール、そして脚本家のスティーヴン・レヴェンソンはミュージカルでは未公開だった曲やカットされたシーンをヴァル・エミックへ伝えて、未公開の部分を本編に付け足してストーリーを作ったようです。

残念ながら日本語訳にはなっていません。

 

まとめ

  • キンキーブーツ』は、完売していた同作のサントラCD(日本版初演時の音源を使用したライブ録音)の再販が決定[160]。また、同作の映像化を求めた署名活動が行われ、2020年9月4日時点で約6万人の署名が寄せられた。権利問題で全編映像化は叶わなかったものの、ブロードウェイサイドの厚意により「特別な許諾」として、同年10月27日、同ミュージカルの公式YouTubeチャンネルで Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie」 と題された約22分間の特別映像が公開された。当初は15分程度の映像の予定と公表されていたが、シンディ・ローパーをはじめとするクリエイティブスタッフから寄せられたメッセージを全て収録、さらに三浦春馬の未公開映像なども盛り込まれ20分強の映像となっている[161]。本動画の公開に当時の共演者たちもあたたかなメッセージを発し、動画は公開日から1日間で100万回再生を突破した[162]
    出典:Wikipedia

「キンキーブーツ」で圧巻の歌唱力とダンスと演技力で衝撃を与えた三浦春馬さん。

彼が「ディアエヴァンハンセン」の日本版を是非ともやりたいと熱望していた作品ですから、熱く訴えるものが「ディアエヴァンハンセン」の中には散りばめられているのでしょう。

残念ながら三浦春馬さんのミュージカルはもう見ることは叶わなくなってしまいましたが、彼がほれ込んだ作品の素晴らしさを皆さんも映画館に足を運んで確認してみてはいかがでしょうか?

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なぎさ
サブカル大好きブロガー。日常で気になること、興味を持ったことなどを書いていく雑記ブログです。