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タコピーの原罪時系列はどうなっている?タイムリープの内容まとめ!


現在「ジャンプ+」で連載中の漫画であり、可愛らしい絵からは想像が付かないほど過激な内容や予測不能なストーリー展開で更新のたびに話題になっている「タコピーの原罪」

ジャンプ+では14話まで更新されていますが、3月4日に単行本上巻が発売されると発売当日には売り切れが続出するほどで、メルカリなどのフリマサイトでは倍以上の高値で販売されているのにも関わらず既に何十件もSOLDされているほどの人気ぶりです!

そんな人気漫画の「タコピーの原罪」ですが、タイムリープする場面が多くあり、時系列が分かりにくいという声も多く上がっています。

今回は「タコピーの原罪」の14話までの時系列についてまとめてみましたので見ていきましょう!

 

タコピーの原罪時系列はどうなっている?

まずはじめにタコピーが地球に来る前の話です!

舞台は2016年の北海道、小学4年生のしずかちゃんはまりなちゃんを中心としたクラスメイトに、私物を破壊されたり、ひどい落書きをされたりといじめを受けていました。

学級委員の東くんはしずかちゃんが気になり、声をかけるなど助けの手を差し伸べますが、しずかちゃんはそれを拒否し、その後もいじめは続いてしまいます。

自分の父親を奪われたまりなちゃんはしずかちゃんの母親としずかちゃんを憎くみ、日に日に悪化する家庭環境に比例するよう増していった恨みはとうとう「殺す」というところまで至ってしまうのでした。

ある日の夜、しずかちゃんがチャッピーを散歩させているとまりなちゃんが現れ、しずかちゃんに暴力を振うことでチャッピーを挑発し、興奮したチャッピーはまりなちゃんを噛んでしまいます。

すると狙い通りに噛まれたまりなちゃんは大声をあげ近くにいる人に助けを求めたため、人を噛んでしまったチャッピーは保健所へ送られることになってしまいました。

チャッピーがすべてだったしずかちゃんは絶望し首を吊り自殺を試みますが、ロープが切れ一命を取り留めました。

その後、自殺未遂の噂は地元で広まってしまい、しずかちゃんはこの町から出て行くことに。

あれから6年が経ち2022年、小学生だった三人も高校生になりました。

まりなちゃんは自殺未遂の噂や、母親から付けられた頬の傷、「すぐに手が出ると」悪い評判が立っていたために学校で避けられていて、家庭でも父親が出て行ってしまい、母親は相変わらずの精神状態で酒の瓶を割って鋭利になったガラスの先を娘のまりなちゃんの目に向けてくるなど錯乱した状態でした。

そんな生活を送っていたまりなちゃんでしたが、ある日、空き地の土管の中に潜んでいたハッピー星からきたという「タコピー」と出会います。

 

まりなちゃんとタコピーとの出会い

2022年、ここではじめてタコピーは地球へやってきました!

まりなちゃんはタコピーにおにぎりを与え、タコピーはお礼として「ハッピー道具」を紹介しましたが、まりなちゃんは信じていない様子で、その後もタコピーに「ごみくず」と命名するなどひどい扱いをしていましたが、次第に心を開いていくのでした。

それからまりなちゃんはタコピーに「幸せな母親になりたい」と願いを言うと、タコピーはそれを叶えようとある青年のもとへ引っ張っていきます。

その青年とは東くんでした。

小学校卒業ぶりに再開した二人はとんとん拍子で付き合うことに。

そのことを母親に伝えると、将来有望な東くんとの将来を見越してか精神状態は安定し、久しぶりに楽しい会話ができるまでになりました。

しかし、そんな幸せも長くは続きませんでした。

なんと「しずかちゃん」がまりなちゃんと同じ学校へ転校してきたのです。

まりなちゃんの母親に東くんを紹介する日、東くんは通りすがりのしずかちゃんに目を奪われてしまい、まりなちゃんを振り、しずかちゃんの元へ行ってしまいました。

 

しずかちゃんとタコピーの最初の出会い

タコピーは東くんを連れてこようとしますが、東くんと一緒にいたしずかちゃんにジッと見つめられるとタコピーは怖くなり、東くんを家に連れてくることができませんでした。

これがタコピーとしずかちゃんの最初の出会いとなります!

まりなちゃんが東くんに振られたことを母親に話すと、母親はまた割れた瓶の先をまりなちゃんに向け攻撃しそのままもみ合いになり、まりなちゃんは自らの手で母親を殺してしまい、絶望の中「小4の時、久世しずかを殺しておけばよかった」と後悔するのでした。

その言葉を聞いたタコピーは小4の久世しずかを殺すためハッピー星に帰っていきました。

その後、ひとりになったまりなちゃんは割れた瓶を首に刺し、自殺を試みるのでした。

これは憶測ですが、しずかちゃんはまりなちゃんに復讐するために転校し、東くんに近づいたんではないかと思います。東くんを連れて行こうとしたタコピーは邪魔者だったのでジッと睨んだのではないでしょうか?

そしてここまでで2022年までの三人のストーリーは終わりです!

 

しずかちゃんとタコピーの二度目の出会い

ハッピー星に帰ったタコピーはその星にある「大ハッピー時計」を使います。

この時計はいつでもどこでも時間旅行ができるという代物で、タコピーはまりなちゃんの為にこれを使ってしずかちゃんを殺しに行こうと考えたのです。

ただし、この時点で星の掟を破ってしまったタコピーはこの時計を使う代わりにすべての記憶を消されてしまい、そして地球へ着くころには記憶をなくしてしまいます。

つまり「しずかちゃんを殺す」という地球へ来た目的を忘れてしまったのです。

そして2016年記憶をなくしたままのタコピーが土管の中に身を潜めていると、しずかちゃんがやってきて給食の残りのパンをタコピーに差し出しました。

一度目は始めはまりなちゃんでしたが、二度目に出会ったのはしずかちゃんだったのです。

一度目と同じように食事を与えてもらったお礼に「ハッピーカメラ」という道具を紹介します。

撮影するとすぐに現像され、必要な時には撮影した瞬間に戻ることができるというカメラで、タコピーはさっそく2ショットを撮りました。

それからもしずかちゃんはタコピーに食事を与え続け二人が出会ってから6日目の事こと、しずかちゃんはタコピーを家に招き入れました。

チャッピーのことやしずかちゃんの家庭環境のことも知ったタコピーは当初の目的など忘れてしずかちゃんに好意を寄せ、しだいにしずかちゃんを殺すではなく、しずかちゃんを笑顔にすることがタコピーの目的になっていきました。

しかし、翌日タコピーの前に現れたしずかちゃんは傷だらけでなぜかチャッピーの首輪だけを持っていました。

友達と喧嘩したと聞いたタコピーは仲直りできるようにと「仲直りリボン」をしずかちゃんに渡してしまいますが、異星人に道具を委ねることは禁止されていました。

しばらくしてタコピーはしずかちゃんの様子を見に行くと、そのリボンを使って首を吊って自殺をしていたのです。

一度目の2016年の時にはロープが切れて自殺未遂となりましたが、今回はリボンを使って自殺してしまいました。

本来の目的を果たしたタコピーでしたが、しずかちゃんに好意を抱いていたのでハッピーカメラを使って二度目に出会った日に戻ろうとします。

 

無限ループ

しずかちゃんが自殺した原因はいじめなどいろいろな要因がありますが、チャッピーがいなくなってしまったことが大きなきっかけになっています。

タコピーはしずかちゃんが死なないようにハッピーカメラを駆使してチャッピーを散歩していたあの日になると、まりなちゃんに出くわさないように散歩時間やルートを変え自殺を阻止しようとしますが、何度やり直してもチャッピーは保健所へ連れ去られてしまいます。

101回目の挑戦でタコピーは作戦を変更することにしました。

しずかちゃんの母親曰く、「チャッピーはお父さんのところに行くことになった」と言っていたので、この嘘を信じたタコピーは父のところから連れ戻そうとしずかちゃんを励ましました。

その日の夕方、まりなちゃんから話があると呼び出されたしずかちゃんはまりなちゃんと一緒に立ち入り禁止区域内に入っていくと、人目の付かないところでしずかちゃんはひどい暴力を振われます。

その様子を見ていたタコピーはしずかちゃんを守ろうとし、ハッピーカメラを手にしますが、まりなちゃんの額にぶつかりその衝撃でまりなちゃんは亡くなってしまいます。

そしてハッピーカメラは壊れてしまい、過去には戻れなくなってしまいました。

しずかちゃんは少しも悪びれる様子もなく殺してくれたタコピーに感謝をし喜びます。

 

東くんとタコピー二度目の出会い

学級委員で真面目な東くんは心配してしずかちゃんの後をつけていましたが、そこでまりなちゃんの殺害現場を目撃してしまいます。

東くんは自首するようしずかちゃんに促しますが、しずかちゃんはそれを拒否、捕まらないよう東くんにお願いをしましたが、東くんは人に必要とされることが嬉しくてできないと言えずに引き受けてしまいます。

タコピーの道具「思い出ボックス」に死体を入れ土の中に隠し、「変身パレット」でタコピーがまりなに変身することで隠蔽しましたが、それからしばらくして夏休み前に死体を隠していた思い出ボックスが発見されてしまいます。

まりなに変身したタコピーは姿こそまりなちゃんだったものの、性格は別人のように明るくなり、しずかちゃんにも優しくなったことから学校で怪しまれていました。

優しくなった原因がしずかちゃんに弱みを握られていたのでは?と考えたクラスメイト達は警察にしずかちゃんが怪しいことを伝えます。

それからしずかちゃんの家に警察が事情聴取に行くことに。

チャッピーを連れ戻すことが最優先だったしずかちゃんは凶器となるハッピーカメラを東くんに渡し、東くんに自首してくれないかと頼み、断り切れずに受け取ってしまった東くんが自宅で思い悩んでいると、その様子を見た兄が声をかけてくれます。

兄に対して劣等感を持っていた東くんは今まで我慢していた本音をぶつけると兄はそれを受け止め、そして今抱えている問題も一緒に解決しようとしてくれるのです。

 

しずかちゃんと父親の再会

夏休みに入り、チャッピーを連れ戻そうと父親のいる東京まできたしずかちゃんとタコピーですが、父親の家に着いてみるとそこにチャッピーはいませんでした。

それどころか父親は今の娘である二人の子供が玄関に様子を見に来ると、しずかちゃんに対して他人のふりをしてしまいます。

それからしずかちゃんは「あの子供たち」がチャッピーを食べてしまったのでは?と考え、タコピーに「人間を捕まえて胃の中を調べる道具をだして」と言いますが、タコピーはいままで紹介した道具をその場に広げ、これ以外の道具はないとしずかちゃんに涙ながらに伝えます。

タコピーはただしずかちゃんに笑顔になってほしかっただけなのに、しずかちゃんはチャッピーのことが最優先なので邪魔をするタコピーにジッと暗い眼差しを向けます。

「この目は前に見たことが・・・」とタコピーは一度目に地球に来た時の記憶を思い出します。

この目とは、2022年にまりなちゃんが東くんを母親に紹介する日、東くんがしずかちゃんと一緒にいるところをタコピーが連れていこうとしたその時に向けられた眼差しと同じだったような気がします。

タコピーが記憶を思い出すと同時にしずかちゃんはタコピーに石を投げつけようとします。

実際に殴りつけたかわかりませんが、その後タコピーは北海道へ一人で帰ることに。

記憶を思い出し、まりなちゃんもしずかちゃんもどっちにもいい面、悪い面があったことに気が付きすべてを悟ったように佇むタコピーのもとに東くんが現れます。

 

タコピーしずかちゃんと再会

東くんと再会したタコピーはしずかちゃんを探そうと提案しますが、東くんはしずかちゃんにはもう会えない、タコピーと会うのも最後だと伝えます。

自首をした東くんの両親はショックを受けこれからどうなるかわからない状況だったのでこれ以上関わることはできないと言いましたが、最後にタコピーに会いに来た理由は「ありがとうって言いに来たんだ」と感謝を伝えます。

その後もあの空き地の土管の上で今までのことを考えながらしずかちゃんを待ち続けますが、この時意味深な新聞記事の場面が出てきます。

東京都女児二人行方不明、その後に衰弱した状態で発見されたと記事になっています。

それから四季が過ぎていく描写があるので一年以上は待っていたタコピーですが、ある日しずかちゃんとやっと再会できます。

その時にしずかちゃんはタコピーからもらった「姿を消す」「変身する」「空を飛ぶ」道具ととチャッピーの首輪を握りしめていました。

タコピーはしずかちゃんに「お話ししたいことがあるんだっピー・・・」と言葉を残し、そこまでで14話まで終わりです!

 

登場人物について

はじめに、タコピーの原罪は主に三人の子供たちの間で起こるストーリーです。

同じ学校で同じクラスのこの三人がそれぞれ抱えている家庭環境の闇がストーリーの重要なカギとなっていますので、まずは一人ずつ整理していきましょう!

 

しずかちゃん

しずかちゃんの家庭環境ですが、2016年しずかちゃんが小学4年生の時点で父親は東京にいたので別居状態、しずかちゃんの家にいるのは父親が置いて行った犬(チャッピー)と水商売をしている母親だけでした。

母親は仕事にかまけて家事もまともにしておらず、家の中はゴミ屋敷のようで服なども散らかりっぱなしの状態でしずかちゃんはいつもサイズの合わないダボダボのTシャツを着ているのでこの様子からも母親からの関心が薄く、愛情を注いでもらえていないことがわかりますね。

また、しずかちゃんは家庭環境が理由で学校でひどいいじめにあっていたので、服がドロドロになっていたり、怪我をしているシーンもありましたが、そんなことは気にもとめないような母親でした。

そんなひどい環境で育ったしずかちゃんですが、チャッピーの存在だけが救いでした。

「チャッピーがいれば大丈夫、他には何もいらないんだ。何があったって平気なの。どんな痛いことや、つらいことだって・・・」と言っています。

チャッピーは彼女のすべてであったのだと言えますね。

 

まりなちゃん

続いてまりなちゃんの家庭環境を見ていきましょう。

まりなちゃんが小学校に上がるころまでは円満な家庭でしたが、父親が水商売をしている「しずかちゃんの母親」に入れ込んでいき、そのキャバクラへ通い始めてから帰りも遅くなっていきます。

それを母親が問い詰めると「俺が稼いだ金なんだから俺の勝手だろう」と開き直り、その不倫が原因でしだいに家庭崩壊していきました。

日に日に母親の精神状態は悪化していき、なんとか娘を味方につけようとまりなちゃんに暴力を振っては自分の言いなりにして、母親自身もまりなちゃんに依存していきます。

もともとは円満だった家庭が「しずかちゃんの母親」によって崩壊させられたと考えるまりなちゃんは怒りの全てしずかちゃんに向けてしまうのでした。

 

東くん

最後に東くんの家庭環境についてです。

東くんの母親は医者であり、教育ママで学校の成績に非常に厳しい母親でした。

東くんは学級委員をやっていてテストも95点をとっていたりと優秀で真面目な男の子なのですが、東くんの兄はさらに優秀で、ろくに勉強をしていなくても常にテストで100点をとったり、明るく人格者な兄は常に母親から気に入られていました。

天才肌の兄と比較対象にされた努力型の東くんは母親から出来損ないのレッテルを張られてしまい、誰かに認められたり必要とされたいと感じている東くんはいつの間にか「できないこと」を主張できなくなってしまうのでした。

 

まとめ

時系列的に言うとタコピーが最初に出会ったのは2022年のまりなちゃんですが、ストーリーの始めが2016年のしずかちゃんとの出会いだったので時系列が分かりにくくなっていましたね。

  1. 2022年のまりなに出会う
  2. まりなが母親殺害がきっかけでしずかを殺すためハッピー星へ
  3. 記憶をなくしたまま再び地球へ、しずかと出会う
  4. 敵だとおもったまりなを殺害
  5. 東京でしずかと仲違い、殺されかける
  6. しずかと北海道で再会

こんな流れになりますね。

最後までなかなか衝撃的な場面が多く、鬱漫画とも呼ばれているタコピーの原罪ですが、今後どんな展開になっていくのか楽しみですね!

以上、タコピーの原罪時系列はどうなっている?タイムリープの内容まとめ!でした。

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なぎさ
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