discord にはビデオ通話している時に音声だけでなくビデオ通話している相手と画面共有ができる機能があります。
1対1の通話であればDM(ダイレクトメッセージ)の利用での画面共有が便利ですし、複数であれば他のやり方が便利です。
複数人数での画面共有を行えばゲームのプレイ画面を離れたところに居ながら観戦できますし、自分のゲーム画面や画面をそのまま通話相手の画面に映し出して作業風景も見せることが可能ですから、遊び方が大きく広がりますね。
ですが、画面がどうも重い、カクカクするなどの問題もよく起きます。
DiscordはCPU使用率は高くないですが、非アクティブ時で100MB~200MBのメモリを食っています。
そこまで重たいアプリではないですが、オンラインゲームなどを遊んでいるときにボイスチャットをしているケースですと重いと感じることが多いようです。
だからと言ってカクカク問題をの買い替えやメモリの増設に飛びつくのは尚早。
ここからはどうやったら画面共有を行えるか、重たい、カクカクするを取り敢えず解消するために試すべき方法を紹介していきます。
discord画面共有カクカクするときの対処法は?
Apexとdiscord開いてるだけでメモリ使用率77%はやばすぎ カクカクになるの原因これじゃん pic.twitter.com/DpMhHAMqKe
— Chiyoh (@Ch1yoh) August 13, 2020
Discord はメモリを使いますが、インターネット回線の状況によって重くなるというより、動作が重たい場合のほとんどの原因はメモリ不足によるものです。
パソコンのメモリの容量を増設すること、もしくは容量の多いメモリに交換することもカクカク問題の解消につながります。
そもそも起動しているゲーム等の種類にもよりますから、長年利用してきたPC、コンピュータ、スマホの場合そもそもその機種のスペックが足りない場合がありますので(メモリー増設ができないタイプ、グラフィックカードの状況、CPUなど)、よりメモリの容量の大きいものに買い替えることができるのであれば買い替えをするというのも手段です。
インターネット回線の使用容量が少ないものは、使用制限に引っかかってスピードダウンしているのが原因になることも。
となると、インターネット環境を変更しなければならないかもしれません。
でも、その前にまずやるべきこと、簡単にできることをご紹介します。
バックグラウンドで動いているアプリを終了
Discordを利用している時に使わないアプリはこの際一気に終了させておきましょう。
アプリは非アクティブ時であってもメモリを消費していますので、これをすることによって無駄なメモリ消費を防ぎましょう。
オーバーレイの無効化
Discordで通話中のユーザーをアプリケーション上に表示する機能が「オーバーレイ」です。
通話している人数が多ければ多いほど重たくなります。
歯車のアイコンのユーザー設定画面→アプリの設定の中の「オーバーレイ」を選択→「ゲーム中のオーバーレイを有効化」ボタンをクリックしてオフ。
同時に通話の人数を減らす、というのも方法ではありますが・・・・。
フレームレート、解像度の調整
画面共有中に歯車アイコンの配信設定→配信画質→フレームレートを現在より小さい数字に変更。
同じく配信画質→解像度を現在より小さい数字に変更。
無料でdiscordを使う範囲であれば、配信画質は720p、フレームレート30が最高値となります。
フレームレートの60FPS、配信画質の1080p以上は「Discord Nitro」という有料プランでのみ選択可能です。
ユーザーデータ
少しでも軽くしたいなら、discord側がユーザーデータを分析、記録する設定の「ユーザーデータ」をユーザー設定からOFFにしておきましょう。
ビデオコーデック
画面共有や動画の再生をする際、ビデオコーデックが有効の状態だと負荷が掛かっています。
設定から無効に変更しましょう。
つまりメモリの使用量を減らしましょう!
ということです。
いくつか紹介した内容を順番に試してみましょう!
discord 画面共有(スクリーンシェア)のやり方
Discordって、めっちゃ便利だよ!通話、画面共有、グループ会議も、簡単にできるよ!通話品質も、安定してるし!Skype不要感さえある。 pic.twitter.com/L0FsLkLwcn
— しばきち (@_Sibakichi_) December 4, 2021
基本に立ち返って使用法を見ていきましょう!
まずはビデオ通話をすること!
ここが確立されていないとそもそも画面共有ができません。
画面共有ができるdiscord はPC版のみ!
discord と言ってもPC版とスマホ版ではできることが異なります。
画面を共有できるのはPC版discord だけなのでご注意ください。
スマホ版では画面共有されたものを視聴することは可能です!
ビデオ通話を開始する
ダイレクトメッセージ(DM)
複数人でビデオ通話を楽しむグループコールから利用できます。
Windowsデスクトップ版のみ利用可能となっています。
それ以外のユーザーは視聴のみです。
ホーム画面→ダイレクトメッセージ→画面共有したいユーザーを選択→カメラアイコンをクリックしてビデオ通話時を開始。
通話しているユーザー最大10人(自分を含む)と画面共有が可能ですので、グループDMを作成するには呼びたい人全員をフレンドに追加しておくことが必要です。
そうしないグループDM作成時のフレンド選択で友達の名前が一覧に見つからない、ってことになってしまいます。
ボイスチャンネル
フレンドに追加していない人とビデオ通話するやり方です。
Windowsデスクトップ版、ブラウザ版でのみ利用可能。
大前提として自分と通話相手が同一サーバーチャンネルに入っている必要があります。
画面共有したいフレンドが参加しているサーバーを選択してボイスチャンネルを開く。
画面共有する方法
リモート打ち合わせで画面共有された時に絶対見ちゃうよね pic.twitter.com/fAPJYz1632
— やしろあずき@2日目西ひ-14a (@yashi09) September 25, 2021
ダイレクトメッセージ(DM)から画面共有
ビデオ通話時に「画面共有をオン」のアイコンをクリック
画面共有するものを選択
1)画面全体
文字通りパソコンの波面を全体まるっと共有するので、ブラウザのお気に入りのバナーなどや、使っているアプリケーションのアイコンなども見えてしまいます。
2)アプリケーションウィンドウ
立ち上げているソフトやゲーム、ブラウザなどを個別に表示しているので、もしゲーム画面だけを共有したいのであればアプリケーションウィンドウを選択するのがお勧めです。
画面共有をしているフレンドの名前の横には赤字で「ライブ」の表示が出ますので、そこにマウスを当てて「配信を見る」にすれば相手の共有画面が見られます。
ボイスチャンネルから画面共有
画面下部のモニターのアイコンをクリック→共有する画面を「画面」か「アプリ」で選択。
Go Live をクリックで配信開始で画面共有ができます。
画面共有中は「ボイスチャンネル」の自分の名前の部分に赤字で「ライブ」と表示が出ています。
終了するときは、配信中止ボタンを押すか、配信画面の右下にあるメニューボタンから「配信中止」を選択すればOK。
スマホ版アプリで画面共有する方法(iPhone/Android)
スマホでの画面共有といってもカメラを使って画面を共有するので、使い勝手が悪いです。
ビデオ通話中にスマホのカメラで撮影しているものを相手に見せるだけです。
自分が見せたいものをカメラを使って相手に見せることはできるものの、自分がスマホでプレイしているゲーム画面を共有することはできませんので注意です。
しかもスマートフォンを操作し始めると画質とフレームレートが落ちるのは否めないようです。
ボイスチャンネルに参加し、ビデオ通話の状態でスクリーンをタップしてメニューを表示させてください。画面下部にあるビデオマークのアイコンを押して相手に見せたいものをスマホで撮影すればOK。
サーバーによっては画面共有の機能がない!
お使いのサーバーによっては画面共有の機能がないものがあります。
サーバーにアクセスした際に「画面共有をオン」のアイコンが表示されていなければ、画面共有機能が解放されていないサーバーになりますのでご注意ください。
Discordの画面共有機能はリリース当初からあるものではなく、2018年ごろに新しく実装されたものなので、それ以前からDiscordで利用していたサーバーや、リリース前後に作成したDiscordサーバーには共有機能が実装されていない可能性があるからです。
Discordのバージョンアップに伴い、順次対応されているはずなので、画面共有既往がまだ実装されていないサーバーを使っているのかも!
一応念のために、1)新しいサーバーを作成してみる 2)Discordを再インストール
してみて画面共有機能が本当にないかどうか確認してみるのもよいでしょう。
まとめ
まだ4日なのに使いすぎてる
Discordの画面共有は程々にしないとだな… pic.twitter.com/8SMG9tbdb6— Acubens@気まぐれゲーム配信 (@C_Acubens) December 4, 2021
discord のPC版を使えば簡単に自分のPCの画面共有をすることができるということと、配信している映像がカクカクし始めたら、画質とフレームの設定を変更すればよい、ということをお伝えしました。
スマホでは自分のスマホの画面共有はできず、スマホのカメラで撮影したものを相手に見せるだけ、もしくは画面共有されている映像を視聴するだけ、ということもお伝えしました。
discord はもともとゲーマー向きに開発されているので、ゲーム向きの機能がそろっています。
無料で通話でき、アプリをダウンロードしなくてもブラウザ版で利用もできるのでビジネスシーンでも利用が拡大しています。
通話は無料ですが、通信には料金がかかりますので十分注意ですけれど。
通常のビデオやPCでの作業状況の画面共有などであれば、カクカクすることを心配せずに情報を共有することも簡単です。
無料のコミュニケーションサービスは他にもありますが、discord ならマイクロソフトのSkypeに比べれば動作が軽く、より頻繁なアップデートが行われていますし、LINEに比べれば複数のデバイスから同時ログインが可能(LINEは2台のPC、2台のスマホなど同じ媒体で同時にLINEにログインは不可)、自分が参加する前のグループの会話を見ることも可能です。